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育児放棄の現状
2008 / 12 / 29 ( Mon ) ![]() 最近は育児放棄や児童虐待をする若い親が急増しています。 まだ小さな自分の子供を炎天下の車の中に放置したまま、パチンコに興じて熱中症で死亡させてしまうケースや、離婚後新しい男との同棲を始めて、前の夫との子供に夫婦そろって食事を与えなかったり、しつけだと称して折檻して衰弱死させてしまうケースや、男親が、母親の連れ子の女児に対して性的ないたずらをするケースなど、この頃は新聞やテレビのニュースで多く見かけるようになりました。 もちろん昔から育児放棄や児童虐待は当然存在していたわけですが、その件数の増加が最近とみに顕著になってきています。 全国の児童相談所の虐待相談処理件数は、2000年度には18,804件で、統計を取り始めた1990年度の1,101件の何と18倍に達しています。 厚生労働省は、実態値を更に35,000件と推定しており、虐待の結果、子どもが死亡する深刻なケースも増えています。 ![]() また、育児放棄や児童虐待につながる家庭の状況要因を見ると、「経済的困難」とともに「親族、近隣、友人からの孤立」が大きな要因としてあげられており、問題の背景に子育て環境の変化があることがわかります。 日本でもかつては大家族や地域共同体があり、子どものまわりにたくさんの大人がいて、様々な形で子育てに関わっていました。 また、新米の母親は井戸端会議等を通じて、上の世代から「庶民の子育て文化」を受け継いできました。 しかし、都市化や核家族化等が進むなかで、家庭が孤立する状況や性別役割分業の結果、母親が一人で子どもと向き合うケースが増えてきています。 また、最近の若い親の世代は、身近で子育てを見たり手伝ったりした経験がない親が増えており、子育ての困難に直面しても相談できる相手や手助けをもらえる相手がいないケースが増えています。 育児書だけを頼りとしても、実際の子育てとの間にはギャップがあり、結局、母親が一人で負担を背負い、孤立感を深め、その精神的な不安やストレスをわが子に向けてしまっているケースが増えています。 |


